趾間型水虫の治し方!ニゾラールクリームが有効!

水虫の初期症状として最も多く見られるものに趾間型水虫があります。他には、赤い小さな水膨れができる小水疱型水虫があり、この2つの症状だけで水虫全体の90%以上を占めています。

趾間型水虫は夏場の暑い時期などに多く見られ、特徴として、片足どちらか一方の、薬指と小指の間に発症する割合が高いことがあります。原因は、他の水虫同様に長時間にわたって高温多湿の環境があり、特に、靴やブーツなどの気密性が高い靴や、ハイヒールなどのつま先が締め付けられている場合にかかりやすくなります。水虫はカビの一種である白癬菌が増殖をすることで発症しますが、気温15度以上、湿度70%以上の環境を最も好むとされています。

趾間型水虫の症状には2つのタイプがあります。まず、皮がむけて患部が赤くなる乾燥型があり、もう1つには患部が湿り、皮がふやけてしまう湿潤型があります。どちらもかゆみが伴いますが、湿潤型の方が強いかゆみが出やすいタイプになります。症状が進むことで患部にひび割れなどを起こすことになり、かゆみもさらに強くなっていきます。慢性化してしまうと一年中不快な思いをすることになり、なによりも足の清潔感を保てなくなります。

趾間型水虫の厄介な点は、他の皮膚病の症状と見分けが付きにくいことで、慢性化によって皮膚に常在しているブドウ球菌や腸内細菌が炎症部分に二次感染を起こしてしまうことがあります。この場合、さらに症状が悪化することになり、水虫薬をいくら塗っても完治しにくい状態になってしまいます。

水虫の場合、通常、温度や湿度が下がることで症状が治まることも多く、中には冬場には全く出ずに、夏場には必ず現れるという人もいます。冬場に出ないことから途中で治療を止めてしまう人も多く、完全に治すには継続した対処が必要になります。白癬菌は秋から冬にかけては角質内に潜伏し、温かくなる頃に増殖して水虫となって現れ、仮に症状が治まったとしても水虫自体はまだ続いていることを理解しておく必要があります。

脂漏性皮膚炎にも効果を発揮するニゾラールクリーム

趾間型水虫の治し方としては、医療機関での治療、市販薬の利用の2つがあり、通常、医療機関の場合には抗真菌薬が処方されます。市販薬を利用した治し方も基本的には同じになり、現在では処方薬と成分・量ともに変わらない医薬品を購入することが可能になっています。市販薬は処方薬に比べて費用面が高くつく難点がありますが、医療機関に比べて受診をする手間も時間もかからないメリットがあり、実際、多くの人に利用されています。

市販薬には多くの種類があり、その中の1つにニゾラールクリームがあります。ニゾラールクリームはイミダゾール系の抗真菌薬になり、抗真菌薬のなかでも殺真菌作用を持つタイプになります。真菌細胞膜には構成成分としてエルゴステロールがありますが、ニゾラールクリームにはエルゴステロールの合成を阻害し、細胞膜をもろくする効果があります。

ニゾラールクリームには皮膚真菌症に対する効果がありますが、特徴の1つに脂漏性皮膚炎にも対処できることがあります。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌が皮膚を分解し、その産物が皮膚を刺激することで発症します。ニゾラールクリームは抗真菌薬として唯一、脂漏性皮膚炎に効果を示すことが臨床試験で確認されており、保険適用医薬品に指定されています。

ニゾラールクリームの副作用に関しては局所的な内容が報告されています。全身性の重篤な副作用はほとんどなく、現時点としては、接触性皮膚炎、刺激感、かゆみ、紅斑・発赤、水疱などが確認されています。仮に副作用が現れたとしても使用を中止すれば問題はなく、自然に副作用による症状は改善されていきます。

使用における注意点としては、指示された期間続けることがあり、途中で止めないことが大切になります。また、使用回数も守る必要があり、通常、1日1回の塗布で十分な効果を得ることができます。