小水疱型水虫のエンペシドクリームを使った治し方

水虫に罹った足
小水疱型水虫は足に小さな水疱ができる水虫で、皮がむけることもあります。指の付け根、足の側面、足の裏の土踏まずなどにでき、小水疱型水虫が発症して進行するとかゆみが症状としてあらわれます。

小水疱型水虫は水疱ができますが、水疱が破れると白や黄色の汁がでてきます。その汁は水虫の原因の白癬菌ではないのでそれを媒介して感染することはないのですが、水疱が破れた後に雑菌が入ることで化膿することがあります。また、かゆみがあることも多いので掻いて潰してしまわないように注意が必要です。

小水疱型水虫の治し方は塗り薬を塗布することです。皮膚科など病院で処方される塗り薬にはエンペシドクリームがあります。エンペシドクリームの主成分はクロトリマゾールで、病院で処方される塗り薬の抗真菌薬です。一般名と主成分がクロトリマゾールであるエンペシドクリームは、世界で最初に開発された抗真菌薬の塗り薬です。塗り薬なので皮膚に感染した真菌に用いられます。

エンペシドクリームは白癬菌など真菌に対して幅広い効果が期待でき、効果も強いものです。内服薬ではなく塗り薬なので体内に大きな副作用を与えることはありませんが、皮膚に塗ると強い効果が期待できるため、局所的に副作用があらわれる場合があります。重篤な副作用はないものの、接触性皮膚炎、発赤、赤い発疹、皮膚のただれ、小さく盛り上がる発疹、腫れるなど、いくつかの報告があります。これらの副作用があらわれた場合、使用をやめて早急に医師の診察を受けます。1回塗るだけでは1日中効果は持続しないため、1日に2~3回に分けて塗る必要があります。

ここまでご紹介した通り、エンペシドクリームの主成分はクロトリマゾールで真菌を殺菌するクリームとして承認されていて、小水疱型水虫と病院で診断されると処方される塗り薬です。エンペシドクリームを使った小水疱型水虫の治し方は、根気よく継続して塗ることも大切なことです。

エンペシドクリームはカンジダ症改善にも効果的

エンペシドクリームは小水疱型水虫だけではなく、カンジダ症の改善にも効果的な塗り薬です。
エンペシドクリームは真菌による感染症に効果が期待できる薬で、水虫の原因菌である白癬菌や湿ってこすれやすい部位にできる皮膚カンジダ症にも効果が期待できます。カンジダ症に用いるエンペシドはクリームの塗り薬もありますが、錠剤もあります。錠剤は性器カンジダ症のみに効果を発揮します。

エンペシドクリームの塗り方は患部に薄く優しくのばします。クリームを塗る際には患部を綺麗に洗い清潔な状態にします。クリームを塗った後の手はきちんと洗います。患部を触った手には菌がついている可能性があるため、クリームを塗った手で他のところをさわると菌がうつって感染する場合があります。皮膚のみに使うことができるクリームで、性器周辺にカンジダ症の症状が出た場合などは外陰部に塗っても問題はないのですが、膣内に塗ることは避けることが必要です。膣内に塗ると症状が悪化する恐れがあります。

皮膚真菌症は小水疱型水虫の原因となる白癬菌や、カンジダなどがあり、エンペシドクリームはこれらの真菌を殺菌するために用いられます。カンジダ症の場合は水虫の治し方と同様に1日2〜3回患部に塗ります。細菌に対してある程度の増殖抑制効果があり、全身に塗ることはないため副作用も少ないものです。
カンジダ症には水仕事をしている場合など指の間に生じやすいカンジダ性指間びらん症、爪や周囲に生じやすいカンジダ症爪囲炎、陰部や股間など密閉された環境に生じやすいカンジダ症などがあります。女性に多いのは膣の中にいるカンジダ菌が発症する膣カンジダで、症状は痒みで、症状が進行すると痒みが強く、性器が赤く腫れることがあり痛みも伴うことがあります。

男性に感染した場合は症状が出ないこともありますが、カンジダ症を発症すると女性と同様に亀頭部分に強い痒みを感じ赤く腫れることがあります。膣内のカンジダ症はエンペシドの錠剤を用いることが殆どですが、外陰部などの痒みにはエンペシドクリームを塗って治します。